手創り市の什器について考える。
まあほぼ決まってはいるのだが、しっかり言葉にしてみようと‥
緊張がはしる
その微かな音、空気、視線
これは確信に近い
「彼はこの部屋にいる」
もう存在を感じているのだ、目視したら突きつけられた
現実を受け止めきれるものか
だが確認せねば
危険を回避するにはまず自分が優位に立たねばならない
頭を60°、更に一時の方向に傾ける
対峙
瞳孔が開き、血液が脚に多く流れる
やけに冷静に自分を客観視する
実は、夕方にも物置にある木材を整理中に遭遇してる
一日で二回も、とは辛過ぎる
常に半身を保ちながらゆっくりと距離をとる
しばらく様子をみる
のらりくらりとその巨体を操り、壁を進む
やばい
彼は飛ぶという行為の優先順位が上位だ
生まれて初めて対峙したときから、私はどれほど傾向と対策を考えただろう
もっとも不可解なタイプと遭遇してしまったことに
一種の諦めががよぎったそのとき
まさにそれは一瞬の出来事と呼ぶにふさわしい
彼がぐっと踏み込んだのを感じた私は全力で伏せた
私が床に対して進んだとき(伏せた)彼は私の頭上を通りすぎた
次の瞬間わたしは一目散に走りドアの外に
恐怖だった
まぎれもない恐怖を感じた
これは彼と私の攻防なんかじゃない
あまりに一方的な私の感情なのだ
その後のことは、ここに書き記す必要もないほど
無様なもんである
成人を迎えた男性がただただ逃げ回るのだ
さあ夏が始まった
今年も闘うことのなりそうだ
いま声をあげて叫びたい
こんなときは今っぽい言葉がいい
マジでゴキブリはキツイ
ってやつです
制作の方は順調?です
鬼子母神になるべく多くもっていけるようにがんばります
これから頻繁に制作状況をあげます