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円とマル

entomaru.exblog.jp

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おつげ

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来月中頃に、兵庫で三人展に参加します。

場所はanjicoさん。お世話になっています。

漆が乾く時期なので今のうち‥と木地を作っていますが
あとちょっと、を10回は繰り返してなかなか数はできません。

一つの匙と長い時間付き合って向き合って、していると
自分が“匙モード”になっていきます。
削っては口に入れ、削っては口に。(試作なのでご安心を)
急に鼻水がとまらなくなったりしますが無視して
口に入れる。

匙のシルエットに切られた木が
匙っぽい木になり、
持ち心地までもが匙っぽい木から
匙っぽい口当たりの木の匙になる。

そこから更に“匙”にするのが大変だと最近わかりました。
匙から“木”を取り除く作業
木を匙の先に深く埋める感覚。


長くなりそうだから話変えて。

久しぶりに夢を見ました。
珍しく鮮明に覚えている。
こじんまりとした部屋の真ん中で机に向かう自分。
鉛筆を走らせ唸りながらメモを取っている。
そんな自分を遠くから自分は見てる。

終始遠くから見ている自分の視点で
メモを覗きこむ。
ひたすらに書き込むもう一人の自分。

“突進力含めやっぱり年相応であるべきだ”
“文句があっても言わない、一番の文句”
“みんなで頑張ろう、ほらみんなで頑張ろう”

と書いてあった。少し光っていてまるでお告げだ

とたんにいかにも社長!な人が入ってきて僕に言うのだ。

「毎日お茶を飲まなきゃいけない仕事だけどさ、
期待しているよ。」


今日は早く寝よう。
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by yoshiaki-tadaki | 2012-08-22 18:07 | つらつら | Comments(0)

塵も積もれば

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来月から三ヶ月は各地を飛び回ることになる。
忙しいのは嬉しいことだ。

木地をつくって漆を塗る。
乾燥させている間に次の木地をつくる。

この流れが途切れなく繋がれば気持ち良いのに
この時期漆はすぐ乾くし、ニンゲンは暑さでへこたれる。

がらんとした漆室を満たす木地はまだ出来ていない。

休み無く作ると手には無数の肉刺が出来て
そのうち刀を握れなくなり作業は翌日に持ち越される。
ニンゲンは変わったもので、一晩寝れば多少のダメージは
回復しているものだ。

いったいいくつの肉刺が出来ては姿を消してきたのか。

切り出した木地は回復がない。

削った分だけ端材は積もり、いつしか巨大な山を築く。

極めて個人的理由で器を作る。

用を与える=命を与える≒命を削る

一見して何かを与えたようで、心の中では傷付けたことを
後悔しているのかも知れない。

漆は傷を塞ぐ様に木々から滲み出すものだ。

創作だとか製作だとか、そんなんじゃなくて
ただ毎日、自らつけた傷を埋めているだけだ。
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by yoshiaki-tadaki | 2012-08-15 09:07 | つらつら | Comments(0)

落ち着き所

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スプーンには多くの機能がある。
口に含むものだから違和感はすぐ感じれるし
手の先(延長上)のものだから言うことは聞いてくれたに
越したことはない。

だからって求めすぎてもなあ。

みんなが平等に使いやすいはあり得ない。
用途に忠実に枝分かれしていってもいいけれど
解決にはなってないよね、と。

口に入った時のストレスだけは極力無くそう。

だけ守って作ると案外同じ場所に落ち着くもんだ。

配慮すべきこととか目指すべきところは際限なく現れるのだろうけれど、
“OK”っていえる理由は一つあればいい。
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by yoshiaki-tadaki | 2012-08-06 18:41 | Comments(0)